相続

相続制度とは、亡くなった方の財産をどうするかについて、民法が定めている制度です。ある人が死亡したときにその人の財産を、その方の配偶者や子どもといった特定の関係者が引き継ぐことをいいます。
「被相続人」とは、亡くなった方をさし、亡くなった方の財産を引き継ぐ人を「相続人」といいます。
相続の開始は被相続人の死亡によって開始し(民法882条)、一身専属権という、被相続人固有の権利を除き(ゴルフ会員権、年金受給権、国家資格)などを除き、債権債務、不動産など一切の財産が相続対象の財産となります(これを遺産といいます)。
相続人は誰がなれるのでしょうか。これについて民法889条によると、被相続人の配偶者は常に相続人になり、配偶者以外は、第1順位(直系卑属)、第2順位(直系尊属)、第3順位(兄弟姉妹)の順番で相続人となります。
相続でトラブルが起きやすいのは、遺産分割をどうするか、遺産に債務が含まれていた、被相続人が遺言を残していた、生前贈与をしていたなどです。

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