不動産トラブルで弁護士に相談できること

不動産トラブルと一口に言っても様々な問題が存在します。その中で弁護士の手で解決できるものと解決できないものに分けられます。弁護士の手で解決できるということは基本的に法律により解決できるものといえます。
概括的ですが、弁護士の手で解決できる不動産トラブルとしては、売買契約や賃貸契約上の問題になります。例えば、賃貸不動産において賃借人が経年劣化により不備が生じた設備を修繕したのに、賃貸人（大家さん）が払ってくれない、などがそのような問題です。この場合、弁護士は賃借人は賃貸人に対し修繕費求償請求をすることができる、とアドバイスすることができます。このように、不動産に関して何かトラブルが発生し、そのトラブルを招いた原因が確定されていたり、何が問題かが分かれば弁護士の手による法的な解決をすることができることが多いです。

それに対し、弁護士の手で解決できない不動産トラブルもあります。例えば家の前にゴミを放置されている、などです。このとき、ゴミを放置している人を覚知できればまだ良いのですが、そうでない場合は法的な解決をすることができません。せいぜい弁護士がアドバイスできるのは防犯カメラ設備や「ゴミを捨てるな」の看板を置くなどでしょう。また、仮にゴミを放置している人が覚知できたとしても、注意をする程度ですので終局的な解決はできない可能性があります。
もっとも、弁護士に解決できない問題と思っても、実際は解決への道に導けるような方法を提示できることもあります。いずれにしても、弁護士に相談をしてみると終局的な解決とまではいかずとも解決の糸口は見えるのではないかと考えられます。

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